社会保障論

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    資料紹介

     厚生年金の保険料率は段階的に引き上げられ、最終的に2017年には8.3%になる。一方、年金給付額ついては「所得代替率」が採用された。現役世代の手取り収入に対する年金額の割合のことで、平均的なサラリーマンの場合は平成23年度の所得代替率が50.3%になる。現在04年度は59.3%である。この数字だけを見ても私達の父母が年金を受給するときには、とんでもない状況に陥ることが明白である。
     厚生労働省が平成16年に出したシミュレーションの中に、「支払った保険料の何倍の受給(年金)額を受け取ることが出来るか」を示している資料がある。(参考・・・http://www.mhlw.go.jp/topics/2004/03/tp0315-2.html)その中で厚生労働省が大きく示している内容が?1945年生まれ・・・4.6倍?55年生まれ・・・2.7倍?75年生まれ・・・2.4倍となっている。この数値だけを見ると減額はされているが、2倍も戻ってくるのだからよし。と思うが、ここには見落としている点というより、厚生労働省の2つのトリックがあると思う。
     そのトリックは?支払った保険料の合計は本人負担分しか計上されていない。厚生年金の保険料は授業で先生が、頻繁に使用される言葉にあるように「労使折半」である。本人負担分のみを保険料負担と表現するのは詐欺としか思えない。?この数値(上記?〜?)は、保険料負担額も年金給付額も運用利回りを考慮して、65歳時点の数値に換算していることである。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    2005年度 社会保障論 レポート
    厚生年金の保険料率は段階的に引き上げられ、最終的に2017年には8.3%になる。一方、年金給付額ついては「所得代替率」が採用された。現役世代の手取り収入に対する年金額の割合のことで、平均的なサラリーマンの場合は平成23年度の所得代替率が50.3%になる。現在04年度は59.3%である。この数字だけを見ても私達の父母が年金を受給するときには、とんでもない状況に陥ることが明白である。
    厚生労働省が平成16年に出したシミュレーションの中に、「支払った保険料の何倍の受給(年金)額を受け取ることが出来るか」を示している資料がある。(参考・・・http://www.mh...

    コメント1件

    iubi363 購入
    とても参考になりました
    2007/01/08 0:12 (17年11ヶ月前)

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