「教育指導と支援について」
平成元年に学習指導要領が改訂されて以降、「新学力観」という言葉が教育界のキーワードになった。そして、授業のあり方が問われ、「指導」と「支援」のあり方に変革を求めたのである。
指導とは、教科指導や教科外指導を含め、教育的な働きかけのことである。つまり、教え導くことである。
一方の支援とは、教師による一方的な教え込み出はなく、子どもの考え方や発想を肯定的にとらえる中で、その思いや願いが実現できるように援助することである。
新学力観とは、知識理解や技能などだけではなく、関心・意欲・態度や思考・判断・表現などの観点を、学力の重要な側面とするものである。そして、一人...