「なぜ、子どもの活動を総合的活動として5領域から捉えるのか、その意義と問題について述べよ。」
子どもにとって遊びとは、楽しいものであり、子どもの成長には不可欠なものである。遊びを通して、人とかかわり、友達ができる。また、様々な経験をすることで規則やルールを守ることを知ったり、社会性・協調性を身につけることができる。
しかし、遊びは遊ぶこと自体が目的であって、人の役にたつ何らかの成果を生み出すことが目的ではない。また、遊びはあくまで子ども自ら環境とかかわり生み出す自発的な活動なのである。そして、保育における遊びは、あくまでも子ども自ら環境とかかわって生み出す自発的な活動を指していることを忘れてはならない。
ここでの活動とは、「主体がいきいきと取り組む行為全般」であり、幼児が自らの欲求や発想のもとに主体的に展開する生活全般にわたる具体的な行動のことである。
このような活動は、あくまでも子どもが主体的に環境とかかわって生み出し、変化していくものである。子どもがかかわる環境をより良いものとすることで、環境とかかわり生み出す活動に意味が出てくる。しかし、保育者が意図してきて環境にかかわらせて...