「児童の人権擁護と講師について」
現在、児童には固有の権利があり、暖かい雰囲気の中で健全に育ててもらう権利がある。
このような権利を擁護するために、わが国では、民法、母子保健法、児童福祉法などに設けられている。民法では、親権の規定があり、未成年の子は親の親権に従うとされている。母子保健法には、児童が「健やかに生まれ、健やかに育つ」ための措置を規定している。児童福祉法には、児童の人権侵害を未然に防ぐためのものや、児童の権利侵害にあたる行為を禁止している。しかし、児童の人権は侵害されており、その代表例が、児童虐待である。
児童虐待とは、保護者や同居人によって、子どもの心身を傷つけ、健やかな...