個人のアイデンティティー(ホモセクシュアル、同性愛)について

閲覧数2,928
ダウンロード数7
履歴確認

    • ページ数 : 2ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    個人のアイデンティティーや、家族の役割は人によって作られるものである。現代のわれわれは近親相姦や、ホモセクシュアルを「タブー」とみなしているが、これはアメリカなどによって作られたモデルであり、現代の「家族の在り方」はきわめて新しいものである。
     ホモセクシュアルについて、その歴史をさかのぼると日本では平安時代の末期から男色が流行していたといわれている。また古代のギリシアでは、同性愛は恋愛のバリエーションの一つで、同性愛はめずらしいものではなかったといわれている。
     では、現代のホモセクシュアルの数はどうであろうか。英米の調査では人口の8%(12人に1人)の割合で同性愛者が存在しているという。性的少数者(性的マイノリティー)は、おおよそ概念上で少数者とされているものであり、実際はそれほど少数ではないと考えられる。 概念上マイノリティーとなる最大の理由は、多くの同性愛傾向を持つ人々が、その偏見から、社会的に及ぼす影響や自身が被る不利を考慮し、同性が好きであることは普通に言い出せる現状にはないと個人的レベルで判断した結果、隠すための努力をする、隠すために最善を尽くすことを選択するからである。...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。