課題中心アプローチについて
Ⅰ 課題中心アプローチとは
1970年代に体系化された、課題中心アプローチは、パールマンが「課題を一つ一つこなして積み重ねていくことが人生における問題解決過程である」として、役割理論などを利用して体系化した問題解決アプローチの影響を受けてできた。クライエントにとって重要だと認識され、自覚されている課題を中心におき、そこから焦点づけられた課題と目標にむけて、計画的に援助をしようとするアプローチで、W.ライドとL.エプスタインらにより体系化されたものである。
「人には、課題を与えられると、達成しようとする能力がある」とみなしており、根底には困難に立ち向かって建設的な行...