日本経済史-分冊2 合格リポート

閲覧数3,151
ダウンロード数50
履歴確認

    • ページ数 : 10ページ
    • 会員2,200円 | 非会員2,640円

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

     戦前から戦時期までに形成された日本経済は、戦争によって形成された経済であった。その連続的側面と非連続的側面について、ここでは以下のように定義づける。
     連続的側面・・・戦前から戦時期にかけて連続した経済政策。
     非連続的側面・・・戦前から戦時期そして戦後にかけて、連続することなく途切れた、もしくは新たに発生した経済政策。
     戦時期から戦後経済にかけて述べるには、その経緯について知る必要がある。
     統制経済とは国家が資本主義的自由経済に干渉したり、これを規制したり、計画化する経済のことである。この統制経済が始まったのは、軍需増大を見越した輸入増により国際収支が危機に陥った19 37年の輸入為替管理令からである。その後日中戦争が勃発し、臨時資金調整法や輸出入品等臨時措置法等が相次いで制定された。この経済統制は緊急度が高い分野から実施され、次々と経済統制に関する法律が制定され、この経済統制が本格化したのである。この時代では外貨不足が最大の懸念事項であり、経済統制についても外貨不足問題が強い規制力を持っていた。また、これらの規制により民需生産は徹底的に抑圧され、軍需生産への切り替えが進められ...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。