株式と株主の権利

閲覧数1,583
ダウンロード数10
履歴確認

    • ページ数 : 2ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    1 株式会社とは、社会に散在する大衆資本を結集し、大規模経営をなすことを目的とするものである。
    かかる目的を達成するためには、多数の者が容易に出資し参加できる体制が必要である。
    そこで会社法は、社員(出資者)の責任を間接有限責任(旧200条1項/新104条)とし、社員は出資の限度でしか責任を負わないようにした。さらに、株式制度(旧200条以下/新104条以下)を採用し、出資口を小さくできるようにした。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    [問]株式とはどういうものか。また、株主は株式会社に対してどのような権利を有しているか。
    1 株式会社とは、社会に散在する大衆資本を結集し、大規模経営をなすことを目的とするものである。
    かかる目的を達成するためには、多数の者が容易に出資し参加できる体制が必要である。
    そこで会社法は、社員(出資者)の責任を間接有限責任(旧200条1項/新104条)とし、社
    員は出資の限度でしか責任を負わないようにした。さらに、株式制度(旧200条以下/新104条
    以下)を採用し、出資口を小さくできるようにした。
    社員の地位は、会社に対する所有権を会社の社団法人性に即応して、会社に対する法律上の地位の
    形に引き直したものである(社員権)。この社員権を細かく細分化することで、多数の者が容易に出
    資して参加できるようになる。しかも、社員の地位を均一的な割合的単位とすると、何単位の地位を
    有する社員かという形で、会社との関係が表されるようになるため、社員の個性を問題にしなくて済
    むようになる。このような役割を担うために株式というものが存在するのである。
    すなわち、株式とは、株式会社の社員たる地位が、均一...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。