耐震偽装問題の原因と対策

閲覧数2,312
ダウンロード数2
履歴確認

    • ページ数 : 4ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    耐震偽装事件の原因と対策
    はじめに
    2005年11月、建築業界はもちろん日本国中を揺るがした「耐震偽装事件」が発覚。建築物の自重や荷重、地震等の外力に対する強度の計算結果を記した「構造計算書」に、改ざんがあることが判明した。
    地震列島である日本は、遡ること10年前の1995年7月「阪神・淡路大震災」を経験し、それ以来建築物の耐震性能は重要な確認事項として注目を集めてきていた。
    そうして建築物の安全性が過去の経験に学び改良追求されている最中、今度は人為的に、制度の不備とそれを故意に利用した者達により建築物の安全性が脅かされてしまった。
    「建物は地震が起きても安全なのか?」、これは日本において建築物に対する基本的な問いであり、なによりも優先して対処すべきリスクである。
    10年間の内に2度も建築物の耐震性能が脅かされた今、建築物の安全性をさらに改良追及していくために、本レポートではその原因と対策をまとめ、建築物の安全性の向上について考察を加えていきたい。
    事件の背景
    以下に耐震性能に関わる建築業界のトピックを時系列に表し、後に述べる「耐震偽装事件」の原因と対策の参照年表とする。
    1981年 ...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。