南アジアにおける女性と開発

閲覧数1,419
ダウンロード数6
履歴確認

    • ページ数 : 3ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    南アジアにおける女性と開発
    -グラミン銀行から学ぶ、女性の自立のための精神的文化価値確立への見解-
     ■はじめに
     M.ウェーバーはかつて、資本主義文化発展の最後に現れる人物について、このように述べた。「精神のない専門人、心情のない享楽人、この無のものは、人間性のかつてない段階にまですでに登りつめた、と自惚れるだろう。」〔プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神 -P366引用〕
     100年もの前のウェーバーの指摘は、まさに今日の「金儲けのための金儲け」としての資本主義社会を表していた。その代表例が、世界的規模においてゲーム化されている金融市場だろう。大金持ちは自己の豊富な資金をさらに増やすため、ヘッジファンドに投機を行う。彼らは年率数10%もの配当を行うため、あえてリスクが大きい部門に投資する。その姿はまさに、労せずして大金をつかみたいという人間の欲望が渦巻く、ギャンブルだ。このギャンブルは、サブプライムローン問題や、原油価格高騰などという形で、最終的なツケを庶民に払わせている。とりわけ深刻なのは、富を得るチャンスも与えらず、搾取される一方の貧困層だ。現代社会においては、富が遺産と...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。