1.実験目的
簡単な実験をすることによって,構造力学(材料力学)において,何気なく利用しているはりの基礎理論を確認し,理解を深める.
2.実験内容
・フックの法則の検証
・重ね合わせの原理の検証
・相反定理の検証
・はりのたわみ測定
・断面形状の効果の検討
・はりの影響線についての検証
3.実験装置
・はり
幅:38.3[mm] 高さ:2.8[mm] 長さ:800[mm]
・おもり
・ダイヤルゲージ
・つり金具
はりは,図1のように分割して記号をつけておく.
4.実験
4.1フックの法則の検証
フックの法則
物体に力を加えて変形をおこすとき,弾性限界内においては変形の大きさは外力に比例すること.F=kxで表される.Fは外力,xは原点からの位置,kはバネ定数である.
4.1.1実験方法
はりのG点に荷重をかけた時のC点でのたわみを測定し,理論値と比較する.そして,y1/P1=y2/P2になることを確認する.
工学実験
「はりのたわみ計測による弾性理論の検証」
実験目的
簡単な実験をすることによって,構造力学(材料力学)において,何気なく利用しているはりの基礎理論を確認し,理解を深める.
実験内容
フックの法則の検証
重ね合わせの原理の検証
相反定理の検証
はりのたわみ測定
断面形状の効果の検討
はりの影響線についての検証
実験装置
はり
幅:38.3[mm] 高さ:2.8[mm] 長さ:800[mm]
おもり
ダイヤルゲージ
つり金具
はりは,図1のように分割して記号をつけておく.
図1 実験用はり
実験
1フックの法則の検証
フックの法則
物体に力を加えて変形をおこすとき,弾性限界内においては変形の大きさは外力に比例すること.F=kxで表される.Fは外力,xは原点からの位置,kはバネ定数である.
4.1.1実験方法
はりのG点に荷重をかけた時のC点でのたわみを測定し,理論値と比較する.そして,y1/P1=y2/P2になることを確認する.
図2 実験方法
2理論値
断面二次モーメントは
となる.また,鋼のヤング率はE=2.1×107[gf/mm2]となる.よって,実験レポートより, におも...