ハリントンと共和主義
ピューリタン革命は、政治思想と共に優れた政治理論家を生み出してきた。
有名なのが、ホッブス、ジェームズ・ハリントンである。彼は、共和主義者である。
共和主義の出発点は、「古代の知恵」と「近代の知恵」の区別にある。
・「古代の知恵」(理論家;ハリントン、マキャヴェッリ)
「古代の知恵」が実現されるのは、政治家社会が共通の利益という原則に従っている場合であり、古典的には、古代ギリシアのポリス、共和政ローマがそれに該当する。
・「近代の知恵」(理論家;ホッブス)
「近代の知恵」の世界とは少数の人間が人々を従属させ、私的利益に従って統治する状態であって、共和政ローマの没落以来、封建制を経て17世紀に至るヨーロッパ世界がそれに該当する。
共和主義の実現の2つの要素
物質的要素
→財産の分配状態のことであり、統治構\造と土地所有の分布状態とは不可分の関係にあるとしている。
・王が土地の大部分を支配している場合は絶対王政
・土地が比較的少数の貴族の手の中にある場合には、王と貴族との妥協である混合王政が生じる。
・多くの人々が土地を保有する場合にわ共和国や民主政が発生する。
(ピューリタン革命自体)
・土地の所有者の数が増加
・統治構\造が依然として絶対王政的であった。
⇒ここに革命の原因があったと解釈される。
ハリントンと共和主義
ピューリタン革命は、政治思想と共に優れた政治理論家を生み出してきた。
有名なのが、ホッブス、ジェームズ・ハリントンである。彼は、共和主義者である。
共和主義の出発点は、「古代の知恵」と「近代の知恵」の区別にある。
・「古代の知恵」(理論家;ハリントン、マキャヴェッリ)
「古代の知恵」が実現されるのは、政治家社会が共通の利益という原則に従っている場合であり、古典的には、古代ギリシアのポリス、共和政ローマがそれに該当する。
「近代の知恵」(理論家;ホッブス)
「近代の知恵」の世界とは少数の人間が人々を従属させ、私的利益に従って統治する状態であって、共和政ローマの没落以来、封建...