憲法 適用違憲と法令違憲

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    はじめに
     法令違憲とか、法令規定そのものの一部又は全部を違憲無効とする判断をいう。
     適用違憲とは、法令規定そのものは違憲とせず、法令規定が当該事件に適用される限りで違憲とするものである。
     適用違憲は法令違憲に対して、司法消極的な違憲判断の方法といえる。
    司法消極主義:政治部門の判断を尊重して、違憲審査権を控えめに行使すべきとする立場。
    その根拠→裁判所は本来非民主的機関であるから、国民に対して直接に責任を負うわけではないので、国民によって選挙された民主的な議会の意思を最大限尊重する必要であるから。
    ※ 司法積極主義:違憲審査権を積極的に行使すべきとする立場。
      その根拠→違憲審査権が国の違憲行為を是正して憲法秩序を適正に保持すると共に、議会の多数者の決定から少数者の権利を保護することを目的としているため。
    二 では、これらの判決形態をいかに採用すべきだろうか
    1 そもそも、わが国の違憲審査制(81条)は、具体的事件を解決する「司法」の章にあるにもかかわらず、抽象的審査制に関する規定を設けていないことから、付随的違憲審査制を採用しているものと解される。
    ※違憲審査制の根拠・意義
    ...

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