子どもの「不適応」について

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    社会不適応

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    子どもの「不適応行動」について述べよ。
    1.不適応行動とは
     人間は、欲求を満たすためにさまざまな行動をする。そして、自らの欲求と行動の間に調和がとれていれば満足し、逆の場合は不満が起こる。その満足な状態を「適応」、不満の場合を「不適応」という。この「不適応」の状態が慢性化し、耐えることが出来なくなるなどすると「不適応行動」と呼ばれる問題行動や反応を示す。
     法律や社会慣習などの社会規範から逸脱した行動をとるような問題行動の現われ方が、非行などのようにそのまま外側へ向けて反抗する形になった場合を反社会的不適応行動、引きこもりや無気力、不登校、自殺など、周囲の環境や社会生活になじむことができなくなったり、積極的に適応する努力が困難になったりするような自らの内側にこもる形になった場合には非社会的不適応行動という。
    2.不登校
     文部科学省の定義によれば、「不登校児」とは「何らかの心理的、情緒的、身体的あるいは社会的要因・背景により、登校しないあるいはしたくともできない状態にあるために年間30日以上欠席した者のうち、病気や経済的な理由によるものを除いたもの」とされている。不登校の原因、経過や...

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