労働衛生学(設題2)

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    労働衛生学

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    『有害作業環境の労働衛生の進め方について述べよ。』
    作業環境に起因する健康影響・職業病の発生は、作業環境要素と大きく関係している。とくに、有害作業環境要素は、単独あるいは複合して、作業者の健康に対し有害な影響を及ぼすことになる。
    有害作業環境要素には、大きく、有害化学物質、有害エネルギー、有害生物に分けられる。
    有害化学物質(化学的因子)には、粉じん、金属、有害ガス、有機溶剤、酸、アルカリ、発がん物質、感作性物質、酸素欠乏、その他の無機・有機化合物などがある。
    この有害化学物質は、常温で固体、液体、気体として作業環境中に存在する。固体の物質が大きな塊の場合は、人に対して有害になることは少ない。しかし、粒子となっている場合、環境空気中に飛散し、作業者に吸収されて健康上の問題を生じることがある。
    粒子は、粉じんとヒュームに分類される。
    粉じんとは、破砕、摩擦などの何らかの外力により小さな粒子となったもので、粒子の大きさは不ぞろいである。作業環境で遭遇する固体の粒子は、ほとんどが粉じんである。
    ヒュームとは、固体が加熱され、溶融し、さらに気化して空気中に放出されたのち、直ちに常温の空気によっ...

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    2008/10/05 17:52 (16年1ヶ月前)

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