精神医療の歴史及び精神医学の概念について述べよ

閲覧数2,897
ダウンロード数5
履歴確認

    • ページ数 : 9ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    タグ

    歴史日本福祉精神社会医療医学障害者障害地域

    代表キーワード

    歴史

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

     「精神医療の歴史及び精神医学の概念について述べよ」
     1.西洋の精神医療の歴史
     古代ギリシャにおける精神保健福祉は、精神保健を身体的なものをと結びつけられていた。もともと「ヒステリー」という言葉が「子宮」を意味するギリシャ語から由来していることからもそのことがわかる。このように、精神障害を病気と見なしていたようだ。
    しかしキリスト教時代になると、精神障害者にとっては「暗黒の時代」となり、一般社会から迫害された。社会的防衛の観点から、寺院の地下室などに鎖で繋がれたり、魔女狩りを受けるなど、不当な扱いをされる者も多かった。
    15世紀ごろになると精神障害者収容所が作られたが、これは医療の対象ではなく、僧院の経営によるものであった。18世紀に入ると初めて精神障害者の治療・管理が医師の手に委ねられた。しかし、監禁や収容からはなれることはなく、精神病院に収容されても、鎖で繋がれたり抑制具で身体を抑制されていた。
    そのような中、 フランスのピネルにより精神障害者が抑制から開放されるようになった。少しずつではあるが、社会的にも開放されるようになっていった。そして、この傾向がヨーロッパ各地に広がって...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。