オーロラについて

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    資料紹介

    1.オーロラの発生原理
    オーロラの発生原理をごく簡単にまとめてしまうと、「低密度のガスの中で起こる電離現象」といえる。身近なものでネオンサインを例に考えることが出来る。これはガス管の中に電流を通すことにより、電子とガス粒子の衝突し、発光しているのだ。同じように、オーロラも太陽から来る荷電粒子が、地球の磁場に引き寄せられ、大気というガスの中に入ることで大気中の原子分子と衝突してエネルギーを得る。そうして発光するわけだ。
    この太陽からの荷電粒子は、太陽風と呼ばれるもので、原子が水素核融合の高温の中で電子と陽子とに分離されプラズマ状態となった粒子が、秒速500km前後の超音速で四方へ吹き出ているものだ。これらの粒子は太陽表面の磁場によって回転運動が与えられ、磁気を持って進む。地球に向かった太陽風は、やがて地球の磁場にぶつかる。地球磁場の勢力範囲を磁気圏といい、そもそも磁気は太陽風から地球の大気を守る為に存在するもので、太陽風は地球磁気圏を避けて側面を通過する。このとき通過しきれずにもれたものが大気に入り込み、空気中の酸素窒素を中心とした原子分子に高速衝突することで、発光現象がおきる。
    この現象は上空はるか100キローメトルあまりの高さで繰り広げられている。
    2.オーロラの種類
    オーロラはその見かけの形と構造から、アーク(弧)状、バンド状、レイ(線)状、炎状、といった分別がされていたが、最近では構造の違いから大きく3つに分けている。
    ?分離オーロラdiscrete aurora
    ?脈動オーロラpulsating aurora
    ?拡散オーロラdiffuse aurora
    先ほど挙げたアーク状、バンド状といった分類は、そのほとんどが分離オーロラの一例で、非常にはっきりとした光である為、様々の形をして現れるのだ。
    ここでは3つの分類についてひとつひとつその特徴をまとめたい。

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    オーロラについて
    1.オーロラの発生原理
    オーロラの発生原理をごく簡単にまとめてしまうと、「低密度のガスの中で起こる電離現象」といえる。身近なものでネオンサインを例に考えることが出来る。これはガス管の中に電流を通すことにより、電子とガス粒子の衝突し、発光しているのだ。同じように、オーロラも太陽から来る荷電粒子が、地球の磁場に引き寄せられ、大気というガスの中に入ることで大気中の原子分子と衝突してエネルギーを得る。そうして発光するわけだ。
    この太陽からの荷電粒子は、太陽風と呼ばれるもので、原子が水素核融合の高温の中で電子と陽子とに分離されプラズマ状態となった粒子が、秒速500km前後の超音速で四方へ吹き出ているものだ。これらの粒子は太陽表面の磁場によって回転運動が与えられ、磁気を持って進む。地球に向かった太陽風は、やがて地球の磁場にぶつかる。地球磁場の勢力範囲を磁気圏といい、そもそも磁気は太陽風から地球の大気を守る為に存在するもので、太陽風は地球磁気圏を避けて側面を通過する。このとき通過しきれずにもれたものが大気に入り込み、空気中の酸素窒素を中心とした原子分子に高速衝突することで、発光現象...

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