算数が「分かる」ということと、算数が「できる」ということについて
私にとって、算数が「分かる」というのは「基礎・基本」を重点に置いた問題解決学習にあたると考える。問題解決学習とは、算数の問題解決を体験することで、自分で問題が解けた自信を得て学ぶ楽しさを味わい、学び方を学ぶことである。G・ポリアの問題解決の思考過程によると、問題を理解し課題について解決の姿勢を取ること、今までに習った方法を駆使して解決に用いる計画を立てること、解決した後に正誤だけでなく解決の方法を検討することとしている。
そして、算数が「できる」というのは、「生きる力」であると考える。これは、ある問題に直面した時あきらめずに解決しようと思い、これまでに学んだ方法の中から最適なものを選択する、...