難病には1972年に「難病対策要綱」が策定されるまで明確な定義がなく、統一的な施策はとられていなかった。そのため、難病対策要綱では、難病として取り上げる疾病の範囲を①原因が不明で、治療法が未確立であり、かつ、後遺症を残すおそれが少なくない疾病、②経過が慢性的にわたり、単に経済的な問題のみならず介護等に著しく人手を要するために家庭の負担が重く、また、精神的にも負担の大きい疾病。として整理されるようになった。
対策の進め方として、調査研究の推進、医療施設の設備、医療費の自己負担の解消、地域における保健医療福祉の充実・連帯、QOL の向上を目指した福祉施設の推進を柱に充実を図っている。
福祉サー...