女性の健康が擁護される社会を目指して今注目されている『リプロダクティブ・ヘルス/ライツ』について詳しく調べるとともに、女性を取り巻く様々な問題について考えていこうと思う。
<?> リプロダクティブ・ヘルス/ライツの定義
*リプロダクティブ・ヘルス:「性と生殖に関する健康」
具体的には「女性の生涯にわたる健康」と表現したほうが的確であろう。
*リプロダクティブ・ライツ:「からだと性に関する女性の権利」
つまり、ライフサイクルを通じて個人、特に女性の健康の自己決定権を保障する考え方で、それをすべての人々の基本的人権と位置づける理念のことを言う。.............
このように様々な角度から、女性という性について考えてみた。
まず感じたのは、昔と今では考え方も現状も大きく異なるということだ。女性の社会進出が進むなど背景も大きく変わっている。女性が男性の下にいるという考えは、もはや非常識的と言っていいだろう。しかし、一方的に関係を強有されることもあるだろうし、「男性主導型」の考え方は強い。いざとなれば力のある男性のまえに女性はなす術がない。もっと女性の立場を改善しなければならないだろう。
そして、私が思っていた以上に女性は保護されなければならないのだと感じた。決して男性よりも大切とかいうことではなく、女性には妊娠・出産などの機能を持つがゆえに苦労することも多い。それを男性にも支えてもらい、援助してもらう必要が大きいと感じたのだ。それは結婚したときだけではなく、性交においても、中絶においても、女性だけに任せることのないようにしたいと思った。
レポート、性、リプロダクティブ・ヘルス、リプロダクティブ・ライツ、妊娠中絶、女性の人権
≪人間と性≫
リプロダクティブ・ヘルス/ライツについて
1.題材選択の動機
様々な性についての問題を真剣に考え、その中でも女性の健康は男性とは大きく異なる問題を抱えているのだと改めて感じた。自分も女性の一人であり、これから妊娠・出産などを経験するだろうが、ここでもっと「女性」という性について考えたいと思った。そこで女性の健康が擁護される社会を目指して今注目されている『リプロダクティブ・ヘルス/ライツ』について詳しく調べるとともに、女性を取り巻く様々な問題について考えていこうと思う。
2.
<Ⅰ> リプロダクティブ・ヘルス/ライツの定義
*リプロダクティブ・ヘルス:「性と生殖に関する健康」
具体的には「女性の生涯にわたる健康」と表現したほうが的確であろう。
*リプロダクティブ・ライツ:「からだと性に関する女性の権利」
つまり、ライフサイクルを通じて個人、特に女性の健康の自己決定権を保障する考え方で、それをすべての人々の基本的人権と位置づける理念のことを言う。
世界保健機関(WTO)では次のように定義している。
§定義:生殖の過程に病気や以上が存在しないだけでなく生殖過程が身体...