【0958】社会科・地理歴史科教育法Ⅱ「「オーストラリアの地誌的な講義について」

閲覧数2,686
ダウンロード数3
履歴確認

    • ページ数 : 5ページ
    • 会員2,200円 | 非会員2,640円

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    実際の授業の中で、オーストラリアの地誌的な講義をする際に注意すべき点について、①国民性、②周辺国との関係、③最新の経済動向の3つの観点から説明することとする。
    ①国民性
     オーストラリアの国民には、200以上の異なる民族の出身者が含まれ、オーストラリア人は世界で最も文化的に多様な民族といっても過言ではない。オーストラリアの国民性を説明する際には、その歴史的背景を振り返らなくてはならない。
     オーストラリアの先住民はアボリジ二民族とトレス海峡にある島の民族で、この大陸には少なくとも4万年以上も前から住んでいた。
     15世紀以降、オーストラリアの海岸には、ポルトガル、オランダ、イギリス、フランス、インドネシア、中国など様々な国々から探検家や貿易商人が来訪した。1850年代にはオーストラリア東部で金鉱山が発見され、大量の移民が流れ込むこととなる。これらの移民が持ち込んだそれぞれの国の文化、技能や価値観はオーストラリアの文化形成に大きな影響を及ぼした。中国から数多くの金採掘業者が入ってくるのに従って、非ヨーロッパ系移民に対する反発が強まり、1901年に移民制限法が成立し、「白豪主義政策」として...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。