はじめに
よくニュースなどで「円高」という言葉を聞くけれど、「円高」とか「円安」ってどんな意味なのだろうか?
また、何で「円高」とか「円安」になるんだろうか?
また、日本は「貿易黒字」の国で、貿易で儲かっているはずなのになんで日本は不景気なんだろうか?
ここではそんな素朴な疑問について考えてみよう。
I. 円高と円安
1. 定義
日本円と外国通貨の交換の割合が変わることによって、外国のお金に対する日本の円の価値が高い場合が円高、価値が低い場合が円安になる。つまり円高とか円安という言葉の意味は「ドルに対して円の価値が高くなった」り「ドルに対して円の価値が低くなった」りすることだ。円の価値がドルに対して高くなっている状況のことを「円高」または「円高ドル安」、円の価値がドルに対して低くなっている状況のことを「円安」または「円安ドル高」という。
2. 円相場の推移(1992年〜2003年)
1995年4月、円は円高が進み1ドル=80円を割り込んだ。それが3年後の1998年8月には1ドル=147円になった。「80円から147円になったので円の価値が高くなった。」と誤解される方も多いと思うが、その反対で、円の価値が下がっていることを示している。 1ドルに対し、円の価格が80円から147円になると、相対的価値が下がったということが分かるだろう。円安が進む(ドル高が進む)と、アメリカで日本の製品が安く買うことが出来るため、日本からの輸出が増えるのに対し、アメリカからの輸入品の値段は上がり輸入が減ることにつながる。
1998年10月、数日間で1ドル=135円から1ドル=111円台まで急激に円高が進んだ。
円高と円安と日本の景気について
I. 円高と円安
1. 円高・円安 の定義
2. 円相場の推移
3. 円高・円安と価値の関係
II.円高や円安になる要因
1. 円高の要因その1
2. 円高の要因その2
3. 円安の要因その1
4. 円安の要因その2
5. 円安の要因その3
III. 円高・円安と日本の企業
IV.円高・円安と日本の経済
円高と円安と日本の景気について
はじめに
よくニュースなどで「円高」という言葉を聞くけれど、「円高」とか「円安」ってどんな意味なのだろうか?
また、何で「円高」とか「円安」になるんだろうか?
また、日本は「貿易黒字」の国で、貿易で儲かっているはずなのになんで日本は不景気なんだろうか?
ここではそんな素朴な疑問について考えてみよう。
I. 円高と円安
1. 定義
日本円と外国通貨の交換の割合が変わることによって、外国のお金に対する日本の円の価値が高い場合が円高、価値が低い場合が円安になる。つまり円高とか円安という言葉の意味は「ドルに対して円の価値が高くなった」り「ドルに対して円の価値が低くなった」りすることだ。円の価値がドルに対して高くなっている状況のこ...