擬声語・擬態語はあわせて音象徴語と呼び、指示物の音・声・様子や指示物そのものを表したり、特定の意味を表し、広義では畳語に含まれる。音象徴語(特に擬態語)の数の多さは日本語の語彙の特色のひとつである。擬声語では虫の鳴き声を表すものが目立つ。擬態語は味覚・嗅覚を表すものは少ないが、触覚に関するものは豊富である。気分・心理状態を表すものは擬情語と呼ばれ、その数は多い。音象徴語のほとんどは和語であり、外来語は少ない。品詞では副詞に分類され、一般の語と同じく他の語と結合して複合語や派生語を作る。
一般の語は、その表す意味と語音は無関係だが、擬声語は現実と言語の音が近いため意味と音の間に有縁性がある。...