科目終了試験1人格形成の諸理論について
暑くなってきたので窓を開ける、きれいな花が咲いていたので立ち止まって見る、というように行動は常に一定に環境とのかかわりの中で営まれており、人が意識している環境すなわち行動的環境が行動を規定する重要な要因であることは言うまでもない。
しかし同じ環境であっても、一人ひとりの行動には個人差があるし、また環境が変わっても、ある人の行動には、常にその人らしい独自性が現れることも事実である。つまり行動を規定する要因には、環境的要因と個人的要因の二つを考えなくてはならない。
ここでは代表的な理論について以下に述べていく。
類型論;何らかの原理に基づいて典型的な性格の...