特別活動の指導法(test)

閲覧数5,728
ダウンロード数7
履歴確認

    • ページ数 : 28ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    <特別活動の指導法>
    ①特別活動とは何か(目標・内容・教材・道徳・生徒指導との関連等)
    特別活動とは、具体的に、学級活動・生徒会活動・学校行事の3つで構成されている。これらは共通して学級や学年を母体にしながらも、その枠を超えた集団による活動も含まれている。特別活動は、そういった中で、一人一人の生徒が様々な集団に所属して活動することによって、生徒の人間関係も多様になり、生活経験が豊富になっていく性格を持っている。後方に述べた『子どもの能動性や積極性の発揮』を促すにも、いくつかの環境に分かれて指導することとなり、それは個人活動の場と集団活動の場に分けられる。
    個人活動では、子どもが他に頼らないで自力で行うという意味の『自主的活動』が強調 される。また集団的活動では、仲間(成員)同士が力を合わせて集団の目標を達成するような協力する活動が求められる。学校生活は主として「集団生活」の場であるためにそちらが中心となる。
    このように、特別活動とは①学級・学校生活への適応能力の育成②現在及び将来において人間としての在り方生き方を考え行動する能力や態度の育成③人間関係の形成と能力の育成④選択教科や進路の選択など、選択・決定にかかわる能力や態度の育成があげられる。
    ➁ガイダンスの機能充実とこれからの特別活動
    新・学習指導要領における「ガイダンス」の示され方の意味と「特別活動」の関係は、「ガイダンス」機能の充実の文言が明確に示されている中で、特別活動に焦点を当てている箇所は、中学校及び高等学校学習指導要領の第4章の「特別活動」;「指導計画の作成と内容の取り扱い」(3)学校生活への適応や人間関係の形成、選択教科(教科・科目)や進路の選択などの指導にあたっては、ガイダンス機能を充実するよう学級活動(ホームルーム活動)等の指導を工夫する事があげられている。
    また、「ガイダンス」が「総則」に示されていることから、「ガイダンス」は学校の教育課程の3領域(中学校:各教科、道徳、特別活動)または2領域(高等学校:各教科・科目、特別活動)そして総合的な学習の時間のすべてで行われなければならないことになる。そして、「総則」の次には「特別活動」だけが示されていることから「ガイダンス」は教育課程全体で行われながらも、特に特別活動を中心領域として実施されることになる。  「ガイダンス」のねらいや機能、働きとして①学級・学校生活への適応能力の育成②現在及び将来において人間としての在り方生き方を考え行動する能力や態度の育成③人間関係の形成と能力の育成④選択教科や進路の選択など、選択・決定にかかわる能力や態度の育成があげられる。
    ➂学校の教育課程の編制・実施と特別活動
    教育課程とは、それぞれの学校の教育の中核となる教育計画であり、法律の定めるところに従い、子ども一人ひとりの人間として調和のとれた育成をめざし、地域や学校の実態、子どもの心身の発達段階や特性等を十分に考慮した教育を推進していく際のよりどころとなる。学習指導要領は、学校教育にかかわる基本的事項を規定するもので、国の基準として文部科学大臣が告示し、国民一般に示すものであり、各学校が編成する教育課程の基準となり法的拘束力をもち、学校、教師は、学習指導要領に示す範囲内で創意工夫をしていくことは大いに求められているが、学習指導要領を逸脱した教育を行うことはできない。実際の教育活動をすすめていく上で必要なことは、高等学校学習指導要領第1章総則第1款教育課程編成の一般方針に書かれている様に、『生徒の人間として調和のとれた育成を目指し,各学校において

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    <特別活動の指導法>
    ①特別活動とは何か(目標・内容・教材・道徳・生徒指導との関連等)
    特別活動とは、具体的に、学級活動・生徒会活動・学校行事の3つで構成されている。これらは共通して学級や学年を母体にしながらも、その枠を超えた集団による活動も含まれている。特別活動は、そういった中で、一人一人の生徒が様々な集団に所属して活動することによって、生徒の人間関係も多様になり、生活経験が豊富になっていく性格を持っている。後方に述べた『子どもの能動性や積極性の発揮』を促すにも、いくつかの環境に分かれて指導することとなり、それは個人活動の場と集団活動の場に分けられる。
    個人活動では、子どもが他に頼らないで自力で行うという意味の『自主的活動』が強調 される。また集団的活動では、仲間(成員)同士が力を合わせて集団の目標を達成するような協力する活動が求められる。学校生活は主として「集団生活」の場であるためにそちらが中心となる。
    このように、特別活動とは①学級・学校生活への適応能力の育成②現在及び将来において人間としての在り方生き方を考え行動する能力や態度の育成③人間関係の形成と能力の育成④選択教科や進路の...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。