エドガ-・アラン・ポーとN.ホーソンについて、代表作をあげながら論ぜよ。
エドガー・アラン・ポーは19世紀の前半のアメリカ文学の中で、世界文学的なレベルで評価され、他国の文学に大きな影響を与えた。彼の偉業は大きく分けて、詩、批評、短編の3つに分類される。
ポーの詩は、彼の信じる美を追求するものである。彼の詩作における基調は、純然たる美を理想としていることであり、天上の美に対する憧憬を満たすという点にある。また、詩が長すぎて中だるみする事を良しとせず、詩とは美の韻律的創造であるとした。『大鴉』(1845)は詩といいつつも物語的な一面を持ち、一人の男が恋人の死を悼み、彼女の美を理想化すること...