【恋とスフレと娘とわたし】を観た感想
若くして夫を亡くしながらも、三人の娘を育て上げたパティシエのダフネ。彼女の望は娘達の幸せな結婚であるが三女のミリーが男運がないのかなかなか良い恋愛に恵まれない。
そこでダフネはミリーに内緒で娘の交際相募集という広告を出す。このシーンが面白かった。外国人の人はかっこいい人ばかりだと思っていたらここに来る人は日本と変わりなく変な人がくるのだな、と分りました。どんどん早い展開がまたさらに面白い効果になっていたと思う。その中にいたエリートの建築家とミリーをなんとか結婚させようとする母親の異常な干渉さに驚いた。娘を思う母親の気持ち、それが強すぎると押し付けがましくなる。そして、そんな母に育てられた娘は、自分の気持ちを押し付けることが愛と勘違いするようになる。相手のことを考えているようで、実は自己満足を求めているだけ。そんなイタい感情の連鎖を、俳優たちがイタいほど熱演する。しかし、そのイタさがコメディにまで昇華しているわけではない。特に母親役のダイアン・キートンは異常にテンションが高く、自動車での追跡シーンは見苦しいほど。 自分が お膳立てした相手...