年中行事と幼児の造形表現を結びつけて見ると、どのような題材が考えられるか、具体的に説明せよ。
一 設題を選んだ理由
私がこの設題を選んだ理由は、世界にはその国々によって色々な年中行事があり、私達が暮らす日本にも、日本特有の年中行事がある。その年中行事によって、造形内容を考えることに興味が湧いたからである。
二 学んだこと
現に、幼児の生活は季節行事に左右されることが多く、年々めぐってくる季節行事に興味と関心を持つ。この季節行事は年をとるにつれて興味や関心が薄れていってしまう。なぜなら、大人は何度も季節行事を経験するので飽きてしまい、社会に出るにつれて季節行事とも縁が薄くなっていくからである。しかし、幼児はまだ経験も浅い季節行事に深い関心を抱き、三月にはひな祭り、五月にはこどもの日、七月には七夕祭り、九月にはお月見、十二月にはクリスマス、一月には正月、二月に節分があることを覚えていき、その行事にあった玩具を自分で作り、祝い方を覚え、歌を覚えることは幼児にとって非常に面白いことなのである。例えば、春。四月に考えられる造形表現の題材は、ままごと遊びで花や草を使う。入園時期には飾り用の紙輪を作...