「中学校英語に与える小学校英語活動の影響ー中1・中2の調査結果から」
1.異なる英語活動の体験
A中学校区には、B、C、Dの3小学校がある。現中学3年生(2005年度入学)は、B小学校卒業生だけが、小学4年生より英語活動を経験している。また、現中学2年生(2006年度入学)は、B小学校卒業生が小学3年生より、C及びD小学校卒業生は、小学6年生で英語活動を経験している。現中学1年生(2007年度入学)は、B小学校卒業生が小学2年生より、C及びD小学校卒業生は、小学5年生で英語活動を経験している。2002年にB小学校で英語活動が実施がされた以降、A中学校では、このような異なる英語活動の体験を持つ生徒が混在してきた中で、英語の授業がなされてきた。
<表1 現在の学年と英語活動経験年数> 年度 02 03 04 05 06 07 08O市の施策
委託事業英ゾーンC・D小開始
全市開始
校区研授業 B小開始推進会議事例集1事例集2 A
B小 経験年
1年間
2年間
3年間
4年間
5年間
6年間
中
現学年(現高2)(現高1)(現中3)(現中2)(現中1)(現小6) 校
C・D小 経験年
1年間
2年間
3年間
区 現学年(現中2)(現中1)(現小6)他の中学校区 経験年
1年間
2年間
(市内5小) 現学年(現中1)(現小6) このように小学校での英語活動体験が異なるため、「事前学習調査」(資料1)を実施し、指導に役立ててきた。一方、C・D小学校でも英語活動が始まったことを機に、06年度の入学生に対して、「小学校時の英語活動に関するアンケート」(資料2)も行った。
2.事前学習調査の結果から(過去2年間) <資料1参照>
<表2-1 2005年度入学(現A中3年生)の結果>
※B小は小学校4年より英語活動を経験
出身小生徒数塾行通塾率ローマ字文読 /5ローマ字名書 /5単語聞 /10英文聞 /10
B 小 46 18 39% 3.91 4.12 9.13 8.76
C 小 49 24 49% 3.68 4.00 8.93 8.33 D 小 30 21 70% 3.93 4.33 9.02 8.73 合計 125 62 50%
<表2-2 2006年度入学(現A中2年生)の結果>
※B小は小学校3年より英語活動を経験 ※C・D小は小学校6年より英語活動を経験
出身小生徒数塾行通塾率ローマ字文読 /5ローマ字名書 /5単語聞 /10英文聞 /10
B小 49 20 40% 3.77 3.72 9.71 7.44
C小 47 34 72% 4.47 3.72 9.87 8.40 D小 25 12 48% 3.7 4 9.92 8.6 合計 121 66 54%
・簡単な英単語や英文を聞いたりする力は、英語活動を経験した方がほんの少し優位と思われ るが、先取り学習している塾の問題、ローマ字の学習時間等、様々な要因があり一概に結論 づけられない。
・塾へ通う生徒の増加(ここ2年間だけで4ポイント上昇)。
※塾では、多くの生徒が入学前より、教科書を使って、前倒しで学習しており、 入学時より 学力の二極化をもたらしている。
・ローマ字の学習が年々不足しているよ
「中学校英語に与える小学校英語活動の影響ー中1・中2の調査結果から」
1.異なる英語活動の体験
A中学校区には、B、C、Dの3小学校がある。現中学3年生(2005年度入学)は、B小学校卒業生だけが、小学4年生より英語活動を経験している。また、現中学2年生(2006年度入学)は、B小学校卒業生が小学3年生より、C及びD小学校卒業生は、小学6年生で英語活動を経験している。現中学1年生(2007年度入学)は、B小学校卒業生が小学2年生より、C及びD小学校卒業生は、小学5年生で英語活動を経験している。2002年にB小学校で英語活動が実施がされた以降、A中学校では、このような異なる英語活動の体験を持つ生徒が混在してきた中で、英語の授業がなされてきた。
<表1 現在の学年と英語活動経験年数> 年度 02 03 04 05 06 07 08O市の施策
委託事業英ゾーンC・D小開始
全市開始
校区研授業 B小開始推進会議事例集1事例集2 A
B小 経験年
1年間
2年間
3年間
4年間
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