世界平和とアメリカの役割

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    資料紹介

    私はノーム・チョムスキーのインタビュー記事をドキドキしながら最後まで読み終わった。それはノーム・チョムスキーの政治的発言があまりにも大胆的で率直だったからである。彼はグローバリゼーションに乗っ取って民主主義を口実に、第三世界へ続々と戦争を起こしているアメリカ政府の対外政策、偽善たる米国知識人の真面目を明かしたのである。私はこのインタビューから深い感銘を受けた。ここで、インタビューの内容を踏まえて、反戦・世界平和に対する自分の感想を述べたい。

    1.闘争なくして言論の自由はない 
    チョムスキーはアメリカの言語学者、思想家である。彼はインタビューの中で、「アメリカには言論統制がない、言論弾圧はあってはいけない」と言いながら、アメリカの対外政策を批難した。アメリカでは本当に言論統制がないのか。ノーム・チョムスキーは作家であるノーマン・メイラーとともにベトナム戦争を反対するデモを行ったため逮捕された。当時アメリカで本当に言論統制がなかったとしたら、デモで何を陳べても自由であるし、逮捕されることもなかっただろう。今日に至って何事も包み隠さず語れるようになったのは、アメリカにおける公民権運動、反戦運動、フェミニスト運動、労働運動等があったからである。これはチョムスキーが言った通り、闘争をなくして言論の自由はないのである。
    チョムスキーらが反戦デモをやる時、知識人はどうだったのか。彼らは戦わなかった。インタビューでチョムスキーは、ベトナム戦争を本質的に反対しなかった米国の知識人たちの欺瞞を非難した。知識人の一人であるバートランド・ラッセルは重要なメッセージを発し、国際的な反戦運動を盛り上げたが、それも80年代に入ってからである。彼は非常に強固な立場を貫き、断罪され、憎悪されたのである。もっと酷いのは、彼の批判に対する反論さえニューヨーク・タイムズは受けなかった。

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    『米国現代史への幻想を破る
    知識人、マスコミに仮借ない批判』の読後感
    ― 世界平和とアメリカの役割 ―
    私はノーム・チョムスキーのインタビュー記事をドキドキしながら最後まで読み終わった。それはノーム・チョムスキーの政治的発言があまりにも大胆的で率直だったからである。彼はグローバリゼーションに乗っ取って民主主義を口実に、第三世界へ続々と戦争を起こしているアメリカ政府の対外政策、偽善たる米国知識人の真面目を明かしたのである。私はこのインタビューから深い感銘を受けた。ここで、インタビューの内容を踏まえて、反戦・世界平和に対する自分の感想を述べたい。
    1.闘争なくして言論の自由はない 
    チョムスキーはアメリカの言語学者、思想家である。彼はインタビューの中で、「アメリカには言論統制がない、言論弾圧はあってはいけない」と言いながら、アメリカの対外政策を批難した。アメリカでは本当に言論統制がないのか。ノーム・チョムスキーは作家であるノーマン・メイラーとともにベトナム戦争を反対するデモを行ったため逮捕された。当時アメリカで本当に言論統制がなかったとしたら、デモで何を陳べても自由であるし、逮捕されること...

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