民主主義について
民主主義(みんしゅしゅぎ)は、
デモクラシー(democracy)の日本語訳で、君主の対概念として民主なるものを立て、君主ではなく人民(ないしは国民)が主権(支配の正統性および実際の政治権力の双方を含む)をもち、為政者と人民が同じ(治者と被治者の自同性)であるとする政治的な原則や制度。哲人政治などの治者に何らかの条件を求めるものと違い、治者と被治者の自同性のため、失政による被治者への損害は確実に治者によって補償される。
転じて、個人の人権(自由・平等・参政権など)を重んじながら、多数で物事を決める原則を民主主義と呼ぶ場合もある。 単純な多数決と混同されることが多いが、多数決が単に多数であることに正当性の根拠を求めるのに対し、民主主義は最終的には多数決によるとしても、その意思決定の前提として多様な意見を持つ者同士の互譲をも含む理性的対話が求められる点でこれと区別される。
Democracyは”主義”をあらわす”〜ism”ではなく、本来は民主政と訳されるべきものであり、民主主義という訳は誤訳と言っても過言ではない。 このために日本ではデモクラシーが主義や概念のように考えられているが、本来はシステムや状況という意味しか持っていない。
情報提供先 -> http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B0%91%E4%B8%BB%E4%B8%BB%E7%BE%A9