まず、家族や関係機関からの最初の電話相談に対して、Aさんの意向を確認している点は、本人の自己決定を尊重する姿勢として重要である。「本人が嫌がっている」「本人が病気だと認めていない」という状況でかかってくることが多くあるため、この時、精神保健福祉士が一番大切にしなければいけないことは、困っている家族の訴えを受け止めながらも、本人の気持ちや希望を確認し、本人主体の支援を行うことである。権利擁護の視点から、特に留意すべきことは、「本人の知らないところで勝手に物事を進めない」という事である。家族が焦っているからといって、本人の気持ちを無視して無理やり病院に連れていくような段取りを組んでしまうと、本人と...