慶應通信の2025年度の生物学第3回の合格レポートです。
例年の規定(有効期限2年間)を参考に、本資料は2027年3月31日消印有効であると予測して作成しております。 ただし、担当教授の意向や大学・事務局側の判断により、この援用ルールや提出基準が変更される可能性も否定できません。 あくまで予測に基づく参考情報ですので、最終的な提出可否については必ずご自身で最新の要項を確認し、自己責任においてご活用ください。万が一不利益が生じた場合でも、当方は一切の責任を負いかねます。
(1)
核生物の染色体は、遺伝情報の担い手であるDNAと、それをコンパクトに収納する役割を持つタンパク質、主にヒストンが高度に組織化されて形成される。まず、DNA二重らせんが約146塩基対ごとに「八量体というH2A、H2B、H3、H4がそれぞれ2分子ずつ集まったもの」巻きつき、ヌクレオソームと呼ばれる構造を形成する。この「クレオソームが数珠状に連なったものがクロマチン繊維の基本単位である」次に、このヌクレオソームがさらに凝縮し、直径約30nmのクロマチン繊維(30nm繊維)を形成する。この凝縮には、ヒストンH1やその他の非ヒストンタンパク質が関与すると考えられている。
細胞が分裂期に入ると、この30nmクロマチン繊維がさらに複雑に折りたたまれ、特定の「足場タンパク質(スカフォールドタンパク質)」に結合することで、肉眼でも観察できる棒状の染色体の構造が形成される。具体的には、クロマチン繊維がループ状に折りたたまれ、このループが中心軸となるスカフォールドタンパク質に沿って螺旋状に巻きつき、最終的に複製された2つの姉妹染色分体がセントロメアで結合したX字型の構造(または棒状構造)として現れ...