北海道国際航空の信念

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    資料紹介

    北海道国際航空という会社は、誰かが金儲けを目的としたり、一旗上げようと言った考えの下でスタートした会社ではなく、通常なら新規事業の立ち上げには必須と言われる核になる資本・核になる人材・新しいノウハウや技術などが全くない中で、北海道の自立・産業経済の活性化のために具体的に何をするか、という多くの中小企業家の議論の中から、具体的なテーマを掲げて北海道民の翼として、1998年に生まれてきた。
     世界の航空会社が熾烈な競争を繰り広げている中で、戦後48年間もの長い間競争のない、異常とも言えた日本の航空業界にも競争原理が取り入れられようとしていた。平成8年(1996年)6月に幅運賃制度という、上下25%の幅で各路線・各航空会社が自由に運賃を決めても良いという制度がスタートしたのだ。しかし、様々な期待に反して既存3社はいずれも高値に張り付いた上に、往復割引運賃がなくなり、実質的に5,000円程の値上がりになってしまった。そんな中、
    ・北海道が誇る日本一・世界一のものに「羽田・新千歳」間の航空路がある。航空機の便数にして日本一、2都市間の旅客数(830万人)は世界一である。しかし、航空運賃の高さも、その飛行時間90分の航空路の中で比較すると、先進国(OECD加盟国)の中で世界一なのだ。世界一の旅客数を運ぶ航空路線が世界一高い航空運賃であることは、どう考えても不合理である。
    ・わが国の航空会社が世界の潮流「規制緩和・航空自由化」という大きな変化に遅れを取って、国際競争力が低下してきた。また、3社寡占状況のために、国際水準の2〜3倍という国内運賃の高さが、特に北海道や沖縄など首都圏との国際交通を専ら航空に依存する地域の発展にとっての障害となってきた。
    ・北海道経済について「北海道は危ない」とまで言われる中で、北海道と本州との交通の80%以上が航空機に依存している現状にも拘わらず、この高額運賃を放置しておく状況にはない。

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    北海道国際航空の信念
    06-5030 箱崎 恭子
     北海道国際航空という会社は、誰かが金儲けを目的としたり、一旗上げようと言った考えの下でスタートした会社ではなく、通常なら新規事業の立ち上げには必須と言われる核になる資本・核になる人材・新しいノウハウや技術などが全くない中で、北海道の自立・産業経済の活性化のために具体的に何をするか、という多くの中小企業家の議論の中から、具体的なテーマを掲げて北海道民の翼として、1998年に生まれてきた。
     世界の航空会社が熾烈な競争を繰り広げている中で、戦後48年間もの長い間競争のない、異常とも言えた日本の航空業界にも競争原理が取り入れられようとしていた。平成8年(1996年)6月に幅運賃制度という、上下25%の幅で各路線・各航空会社が自由に運賃を決めても良いという制度がスタートしたのだ。しかし、様々な期待に反して既存3社はいずれも高値に張り付いた上に、往復割引運賃がなくなり、実質的に5,000円程の値上がりになってしまった。そんな中、
    北海道が誇る日本一・世界一のものに「羽田・新千歳」間の航空路がある。航空機の便数にして日本一、2都市間の旅客数(83...

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