令和5-6年度の「法律学概論 課題2」の合格リポートと、その範囲の学習ノートの2点セットです。
リポート課題は次の通りです。
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【課題2
国際法上の権利義務と不法行為の回復方法について説明しなさい。
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●このリポートについて
国際法上の権利義務について軽く説明した後、ロシアのウクライナ侵略を例にあげて、国際法上の権利義務について論じています。なぜロシアのウクライナ侵略において安全保障理事会による仲介が行われないのかも盛り込んでおります。
●学習ノートについて
法の解釈・方の技術について、テキストとテキスト以外の文献から要点をまとめています。リポートはこれらの要点を踏まえて作成しています。試験の際に論述が求められた場合、学習ノートの要点を踏まえて記載すれば良いかと思います。
リポートの講評:学習した内容を活かして、具体的な例を用いて法の解釈を論じることができています。
リポート参考時の注意:1度教授が目を通したリポートです。丸写しは避け、自分の言葉でリポートを作成してください。あくまでも合格リポートのひとつの参考例として提供しているだけということを理解のうえ、ご購入ください。
文献はリポート末に記載しています。
課題:国際法上の権利義務と不法行為の回復方法について説明しなさい。
国際法とは、原則として国家の権利義務を担保するものであり、国同士の取り決めと国際社会で作られた慣習法によって成り立っている。国際社会で、国内法でいう司法にあたるものはオランダのハーグにある国際司法裁判所である。だが警察や検察にあたるものが存在しないため、国際法は法的拘束力を持つが、法の遵守を強制したり違反した国を処罰することができない。例えばロシアがウクライナへ軍事侵攻を始めてすぐ、“ロシア軍に「即時、完全かつ無条件の撤退」を要求し、「ウクライナでの包括的、公正かつ永続的な平和」の必要性を強調する決議案が141カ国の賛成で採択(朝日デジタル引用)”されたが、ロシアの撤退には至らず、今だ戦争が続いている。では、国と国の間で国際法上の問題が起こった時どのように解決していくのだろうか?一例としてロシアによるウクライナ侵略(以下ウクライナ戦争と表現する)を例にあげて論じていく。
国際法上の権利義務の回復方法には、平和的手段による回復方法と強力的手段による回復があり、国家間で問題が起こったときはまず平和的手段による解決方法が...