知覚・認知心理学Ⅰ 第2課題第1設題 評価S

閲覧数143
ダウンロード数1
履歴確認

資料紹介

本稿は、知識と思考のしくみと働きについて具体例を挙げて解説する。

タグ

聖徳大学知覚認知心理思考

代表キーワード

聖徳大学知覚認知

資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

①本稿は、知識と思考のしくみと働きについて具体例を挙げて解説する。
知識とは一般に構造化され組織化された情報をさす。情報はカテゴリ化し名前を付けることで概念として扱えるようになる。例えば緑茶・紅茶・麦茶・そば茶は「お茶」カテゴリに、お茶・ジュース・お酒は「飲み物」カテゴリに内包されるというように、カテゴリは多層構造をなしたり、重複したりする。緑茶・紅茶はチャノキの葉、麦茶はオオムギの種子、そば茶はソバの実を原料として作られており、それぞれの由来は異なる。異なる対象であってもある共通の側面に注目して同じカテゴリに入れられ、同一視することを等価反応とよぶ。お茶に共通する属性について「生物を加工し、液体に成分を抽出して得られる飲料」と仮定するように、そのカテゴリを構成する全事例に共通して当てはまり、それ以外のものには当てはまらないような属性を定義的属性とよぶ。一方でコーヒーはコーヒーノキの種子を焙煎して粉砕し水に抽出した飲料であり、先述したお茶の定義的属性と重なるし、「お茶をする」などと文脈によってはお茶扱いされることもあるが、お茶のカテゴリには属さない。「お茶」や「果物」のように日常的に用...

コメント0件

コメント追加

コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。