法律学概論 課題1

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資料紹介

令和5-6年度の「法律学概論 課題1」の合格リポートと、その範囲の学習ノートの2点セットです。
リポート課題は次の通りです。

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【課題1】

法の解釈の方法と複数の解釈の可能性が発生した場合の基準について論述しなさい。

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●このリポートについて
法の解釈と複数の解釈の可能性が発生した場合にどのような基準で判決にいたるかを、第二次世界大戦後に日本の戦争犯罪を裁く「東京裁判」を例にあげて論じています。東京裁判の有罪判決と無罪の主張を取り上げ、それにどのような解釈が用いられたかを記載しています。
●学習ノートについて
法の解釈・方の技術について、テキストとテキスト以外の文献から要点をまとめています。リポートはこれらの要点を踏まえて作成しています。試験の際に論述が求められた場合、学習ノートの要点を踏まえて記載すれば良いかと思います。

リポートの講評:学習した内容を活かして、具体的な例を用いて法の解釈を論じることができています。

リポート参考時の注意:1度教授が目を通したリポートです。丸写しは避け、自分の言葉でリポートを作成してください。あくまでも合格リポートのひとつの参考例として提供しているだけということを理解のうえ、ご購入ください。

文献はリポート末に記載しています。

資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

法の解釈の方法と複数の解釈の可能性が発生した場合の基準について論述しなさい。

法の解釈の方法には主に文理解釈と論理解釈があり、論理解釈は拡張・縮小解釈、類推解釈と反対解釈を含んでいる。まず文理解釈とは法の解釈の前提にあたるもので、条文を書いてあるままに読み取り解釈する。だが、日本の法律は外国から輸入されたものであり、条文を書いてあるとおりに解釈しても解決まで至らないことがある。そこで条文にある言葉の意味を広
げて解釈したり(拡張解釈)、反対に狭めて解釈(縮小解釈)したり、本来なら言葉の意味に当てはまらないが、似たようなものであるから同じ結論になるとしたり(類推解釈)、反対に条文にないならその条文と反対の結論であると解釈(反対解釈)する。

判決に至るまでの解釈をどのように選択するかは、その法律は元はこういう目的を達成するために作られたものだから、法律の解釈は本来の目的達成に沿う内容になるようにすべしという、法律の趣旨から考える目的論的解釈が主な基準となる。

以下に東京裁判を例に、複数の解釈の可能性が発生した場合にどんな基準でどの解釈を選択するかを論じていく。

東京裁判とは、第二次...

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