2017年改訂の新小学校指導要領の体育の目標は、以下のとおりである。
「体育や保健の見方・考え方を働かせ、課題を見付け、その解決に向けた学習過程を通して、心と体を一体として捉え、生涯にわたって心身の健康を保持増進し豊かなスポーツライフを実現するためのするための資質・能力を次のとおり育成することを目指す。
(1)その特性に応じた各種の運動の行い方及び身近な生活における健康・安全について理解するとともに、基本的な動きや技能を身に付けるようにする。
(2)運動や健康についての自己の課題を見付け、その解決に向けて思考し判断するとともに、他者に伝える力を養う。
(3)運動に親しむとともに健康の保持増進と体力の向上を目指し、楽しく明るい生活を営む態度を養う」
体育の目標構造は技能、知識、思考・判断、社会性や態度に関わることとするのが一般的だが、今回は新学習指導要領に示される3つの資質・能力である①生きて働く知識・技能の習得、②未知の状況にも対応できる「思考力・判断力・表現力等」の育成、③学びを人生や社会に生かそうとする「学びに向かう力・人間性等」の涵養を土台とした。
それは上手になるという技能目標...