日大通信 国際経済論 課題2

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    資料紹介

    日本大学通信教育部
    令和5〜6年 国際経済論 課題2
    の合格リポートです。

    【課題】
    二つの世界大戦間期と戦後の世界経済の流れをふまえ、国際通貨制度の変遷を簡潔にまとめよ。
    また、外国為替相場の変動が貿易収支に与える影響について弾力性アプローチを用いて説明せよ。

    このリポートの前半では、第一次世界大戦〜第二次世界大戦後の世界経済の流れを国際的な通貨が金から米ドルに変化したのは何故かを捉えて説明しています。

    後半では為替相場の変動により見られる世界経済の動向について説明しています。講評コメントには「求める基準を満たしています。引き続き学習を継続してください。」と記載されていました。1度教授が目を通したものなので、参考程度に留め、 自分の言葉で説明するように心がけてください。

    参考文献はリポート末に記載しています。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    第一次世界大戦前の国際社会では19世紀後半のイギリスを筆頭に国際的に普及した「金本位制度」が採用されていた。これは政府が発行する通過の価値を一定量の金と固定し、通貨と同額の金をいつでも等価で交換できるという仕組みである。日本でも明治時代に金本位制度が導入されており、1円=1.5gの金の価値であると固定されていた。貿易における通貨の供給量は国が保有している金の量に制約され、各国間での為替レートも金の含有量に基づいて決まる。国の通貨の信頼性を金の価値で裏付けることで国際的な通貨の安定性が図られ、自由貿易の拡大に貢献した。


    この金本位制度では貿易赤字を自動で調整するメカニズムが機能している。たとえば日本が貿易赤字になった場合、日本から他国へ金が流出し国内の金が減少する。金が減ることで通貨の供給量も減り、国内の物価が下がることで輸出が促進される反面、輸入が減少し貿易赤字が自動的に是正されていた。しかしこの金本位制度は、第一次世界大戦中は自国の戦費を賄うために多くの国が金の輸出を禁止したことや(その後一時的に再開されたが)、世界恐慌(1929)をきっかけに自国経済の保護のための柔軟な経済政策...

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