【日大通信】倫理学概論 課題2

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    資料紹介

    令和5〜6年リポート課題「倫理学概論」課題2
    の合格リポートです。課題は次の通りです。

    【課題1】
    世代間倫理とはどのような考え方か。
    現代社会における具体的な事例を複数挙げて、あなた自身の考えも含めて論述しなさい。

    このリポートでは、世代間倫理の例としてアメリカを中心とした安全保障によりアジアの戦争が抑止されている現状を挙げ、世代間倫理についてロールズの正義論、ヨナスの責任論、ベンサムの功利主義の視点も加えて論じています。要点をきちんと捉えているとの評価ありです。

    1度教授が目を通したものなので、丸写しは避け、自分の言葉で説明するように心がけてください。
    参考資はリポートの末に記載しています。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    世代間倫理とは、未来世代の利益を配慮し、保護することを求める倫理である。人間は科学的、軍事的、経済的な知識を活用して社会を発展させてきたが、その反面、環境の破壊や新たな戦争の火種を作るなど、判断を誤ると後世代へ取り返しのつかない問題をもたらす危険性をはらんでいる。

    世代間倫理の例として、米ソ間の冷戦時代を挙げる。米が核を保有すればそれに対抗してソ連も核を作り、それを牽制するために再び米が核を量産するとソ連も核の保有数を増やすという状態が続き、一時期6000発の核兵器が世界に存在していた。これは世界を終わらせることが出来るほどの威力を持っていたと言われ、「戦争に巻き込まれるかもしれない、始まるかもしれない」という恐怖を多くの国の後世代へもたらす「世代間問題」となっていた。

    その後、核不拡散条約(NPT:1970)、核兵器禁止条約(TPNW:2001)で核兵器の削減が行われ、核の開発を禁止する条約が出された。国際戦争の抑止力としての軍事力、また自国を自衛するための必要最低限の核のみ保有すると定めること、核を増やさないことを結論づけたことは、後世の戦争を防ぎ国際的な安全を維持するための世...

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