佛教大学 日本語学概論 受理リポート M5111

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    資料紹介

    佛教大学 日本語学概論の受理リポートです。
    受理はされましたが、教授からのフィードバックには内容や書き方のご指摘が多いです。
    フィードバックの内容はファイル内に全て記載しておりますので、リポート内容と合わせてご確認いただき学習の参考にしていただければと思います。

    【第一設題】
    以下の留意点をよく読み、ハ行子音が奈良時代から現代にかけていかに変化したか、そして現代のハ行子音はいかなる様相であるか、3200字程度で述べなさい。
    なお、それぞれの時代にどのような子音であったかを具体的に示すだけでなく、それが当時のどういった文献から窺われるかも説明すること。

    【第二設題】
    以下の留意点をよく読み、自動詞と他動詞にはどのような違いがあるか、また、自動詞・他動詞といった動詞の分類方法にはどのような問題点があるか、3200字程度で述べなさい。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    【第一設題】
    以下の留意点をよく読み、ハ行子音が奈良時代から現代にかけていかに変化したか、そして現代のハ行子音はいかなる様相であるか、3200字程度で述べなさい。
    なお、それぞれの時代にどのような子音であったかを具体的に示すだけでなく、それが当時のどういった文献から窺われるかも説明すること。


    【リポート本文】
    1.ハ行子音の変遷
    現代日本語ではハ行は「ハ・ヒ・フ・ヘ・ホ」と発音する。これを国際音声字母(I
    PA)で表すと、[haçiΦuheho]となる。しかし、奈良時代以前にはハ行の子音はすべてP音であったと考えられている。奈良時代以前の日本語では、ハ行は「パ・ピ・プ・ペ・ポ」と発音されていたということである。

    奈良時代以前の日本語のハ行子音がP音であったという学説は、明治時代にバジル・ホール・チェンバレンや上田万年が唱えた。日本語のハ行の濁音は「バ・ビ・ブ・ベ・ボ」であるが、その子音は[b]である。音声学的にみて、有声音である[b]に対応する無声音声は[p]だからである。奈良時代以前の日本語のハ行は、清音がパ行・濁音がバ行という対応をしていたはずである。
    このことは、奈良時代に...

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