博物館資料論(第2分冊)_玉川大学通信

閲覧数95
ダウンロード数0
履歴確認

    • ページ数 : 3ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    玉川大学通信教育課程学芸員コースの「博物館資料論」の課題(第2分冊)です。設問:写真・画像資料の活用について、具体例を示しながら述べよ。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    博物館資料論 第2分冊
    課題:写真・画像資料の活用について、具体例を示しながら述べよ。

    本稿は、2023年4月9日に訪問したさいたま市立博物館(以下、同館)における写真・画像資料の活用について考察を行う。同館は、1980年(昭55年)開館し、原始・古代から現在に至るさいたま市域の歴史を知ることができる博物館として、市民に親しまれている。展示は常設展示・企画展示に分かれており、常設展示は通史展示の他、「さいたま市発見ルーム」や「昔のおもちゃで遊ぼうコーナー」が設けられている。一方、企画展示は年に数回テーマを変えて開催されている。本稿では、常設展示に限って写真・画像資料の考察を行うこととする。また、昨今多くの博物館で取り入られている収蔵品検索システムについても考察を行う。

    ■記録としての写真を展示に活用する事例
    関東ローム層から出土した旧石器時代の石器の展示では、石器類の実物資料だけでなく「石器出土状況」「石器集中箇所」「礫群の写真」など、採掘時の写真についても展示が行われていた。おそらくこれらの写真は、調査記録用として撮影されたものだが、展示に活用されることによって、実物資料の展示だ...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。