【慶應通信】メディア英語(リーディング)受講雑感【A評価】

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    メディア英語(リーディング)
    受 講 雑 感
    p. 1
    ●履修申請するもなかなか履修できない
    ・メディア英語は、地方在住の学士入学者にとって負担の大きいスクーリング科目の
    履修を回避することができる科目になるので、履修希望者は非常に多いと思われる。
    ・しかし、非常に多い在学総数に対して履修定員数が200 人なので、履修申請(抽選)
    をするも、不許可になることが非常に多いと思われる。私も、メディア英語の科目
    が開講された 2023 年度から履修申請を行ったが、2023 年度の春・秋は落選し、3 度
    目の履修申請で許可となった。
    ・メディア授業は、教材が動画であるため、授業内容を何度も目で確認し直すことが
    できるというのが非常に大きなメリットである。スクーリング科目では、授業内容
    を録音・録画でもしていない限り、授業内容を何度も確認し直すことはできない。 10
    英語が苦手な人にとってメディア英語は最適かもしれない(または、毎週受講する
    夜間スクーリングも一気に授業が進まない点で最適かもしれない)。
    ●受講開始(動画視聴開始)~科目試験まであまり時間がない
    ・メディア英語(リーディング)の講義は、12 回の講義(1 回 105 分× 12 回)を36 回
    に細分化しており(1 回 35 分× 36 回)、それを全 5 回に分けて配信している(①8
    回分→②7 回分→③7 回分→④7 回分)。そのため、受講開始から一気に進められな
    い。次回の配信までに配信済の動画を視聴しておくのが理想の学習計画となる(その
    ため、夜間スクーリングほどゆっくり受講することもできない)。
    ・最終の動画配信日から科目試験実施日まで 1 ヶ月あるが、その間に小テストと課題レ 20
    ポートの提出があるため、科目試験対策に充てられる時間は意外に少ない。
    ●現在、配信される動画は去年と同じ動画を使用している
    ・メディア英語は開講されてまだ 2 年目だが、配信動画は基本的に去年撮影された動画
    を使用している(但し、不正確な内容部分は動画の差し替えが行われている模様)。
    そのため、もし単位を落としてしまったとしても、履修・受講時にキチンと講義ノ
    ート等の作成をしていれば、次回再履修できた際にはそのノートが非常にアドバン
    テージになる(これは、同じ動画を毎年使用しているメディア科目全般に当てはま
    る)。
    30
    ●メディア英語(リーディング)の成績対象は、課題レポートと科目試験
    ・シラバスには、小テストと課題レポートと科目試験の 3 点が単位取得の条件と記載し
    ているが、成績評価の対象は課題レポートと科目試験と記載されているので、小テス
    トは除外されている可能性が高い。また、後述の通り、メディア英語(リーディング)
    の小テストは誰でも満点を取ることができる試験なので、その意味でも成績評価から
    除外されている可能性が高い。
    ・ちなみに、小テストは、Web 受験で、試験時間 20 分、20 問の選択問題、配点 20 点
    である(担当教員は、自分の実力を把握するために初回受験は持込不可を推奨してい
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    受 講 雑 感
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    るが、初回からテキスト等を参照することは可能)。また、3 回受験することができ、
    3 回のうち最も高いスコアの受験結果が採用される仕様となっている。再受験の場合、
    出題の順番や選択肢の順が変わっているので、要注意。
    ●動画で映し出されるスライドをノート化すれば授業内容の再現としては十分
    ・メディア英語(リーディング)の授業は、指定教科書(短編小説集)の全訳である。
    基本的に、作者・作品の紹介→該当箇所のリスニング→該当箇所における英文構造の
    解説・和訳(スライドを使用)という流れで授業が進む。
    ・授業内容の再現として動画の保存が考えられるが、動画を保存する一切のことが禁
    止されている。しかし、授業内容のほとんどは動画で映し出されるスライド(1 回の 10
    動画で 30 枚以上)に集約されているので、それをノート化しておけば授業内容の再
    現としては十分であるし、そのノートを見直せば短時間で授業内容全体の振り返りも
    可能となる。
    ●小テスト対策は基本的に不要だが、科目試験対策に必須の教材
    ・上述の通り、小テストは、Web 受験で、試験時間 20 分、20 問の選択問題、配点 20
    点である(指定教科書の参照も可能)。また、3 回受験することができ、3 回のうち
    最も高いスコアの受験結果が採用される仕様となっている。但し、再受験の場合は、
    出題の順番や選択肢の順が変わっているので、注意が必要である。
    ・小テストでは、指定教科書に掲載されている 12 作品のうち 4 作品の英文(一部抜粋) 20
    が掲載され、動詞の適切な形への変形や指示語の内容、英文の穴埋め(前置詞や動詞
    など)、英文の並べ替え等が問われる。作品オリジナルの英文がそのまま答えになる
    ので、小テストの際に指定教科書を参照し、掲載されている英文の箇所さえ見つける
    ことができれば、満点を取ることは容易である。そのため、動画を視聴していなかっ
    たとしても満点を取ることは可能。
    ・小テストの問題形式は、科目試験の問題形式とほぼ同じなので(但し、科目試験は選
    択問題だけではなく、記述問題もたくさん出される)、受験終了後に問題を印刷して
    おけば、今後の科目試験対策に必須の教材となる。また、再受験する際の見直しの資
    料にもなる。
    30
    ●課題レポートは過酷だが、考察資料は充実している
    ・課題レポートの内容は、12 作品のうち 4 作品についてそれぞれ課題(文学的に考察
    するポイント)が設定されており、そのうち 2 題を選択し、説明するというものであ
    る。授業内容は、基本的に英文構造の解説・和訳であって、作品の内容に関する文学
    的な考察は少ないため、動画を視聴していれば十分に対応できるレポートではないと
    個人的には感じる。
    ・幸いにも指定教科書に掲載されている作品はどれも有名な作品であるため、作品を文
    学的に考察した(日本語の)論文や(英文の)Web サイトが充実している。英語が
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    苦手な人であっても、英文の Web サイト(例えば、スタディ・ガイド等)を日本語
    変換して表示できる機能を駆使すれば、翻訳作業をすることなく多くの考察内容を把
    握することができるので、課題内容にアプローチすることは容易と思われる。
    ・レポート課題の発表は科目試験 1 ヶ月前頃で、レポート課題に挙がった作品が科目試
    験で出題される作品とも限らないことから、出来るだけ早くレポートを完成すること
    が望ましいと思われる。しかし、レポート課題は成績評価の対象でもあるので、手は
    抜けないが…。
    ・本レポートは、2 題で 2000 字以内との字数制限が設定されており、英語の文字数の
    数え方が 1Word=1 文字ではなく、英字 2 文字=1 文字とするルールがある。そのた
    め、英文を本文中に引用することは可能であるが、英字 2 文字=1 文字なので、英文 10
    を引用するとあっという間に 2000 字に到達してしまうため、レポート内容を工夫す
    る必要がある。日本語のみで説明してしまうのが理想かもしれない。
    ●科目試験対策は試験範囲の箇所を暗記するつもりで
    ・メディア英語(リーディング)の授業では、過去に撮影された動画を使用しているが、
    科目試験の約 1 ヶ月前に試験範囲の案内がきちんとされる。12 作品のうち 4 作品に
    ついて、それぞれ何頁の何行目から何行目までと細かな指定がなされる。そのため、
    単位取得だけを目的とするのであれば、全 36 個の動画のうち、科目試験の範囲に該
    当する動画(4~5 個の動画の各一部)だけを丁寧に視聴して、ノート化させておけ
    ば十分かもしれない。 20
    ・試験対策について、該当箇所の動画やスライド、ノートを何度も見直し、出来れば
    英文を頭に叩き込んでおくことが英語の苦手な人にとって最も簡単で効果のある対
    策かもしれない。というのも、科目試験で問われるのは、小テストと同様に、動詞
    の適切な形への変形や指示語の内容、英文の穴埋め(前置詞や動詞など)、英文の
    並べ替え等(他にも和訳や登場人物の心理を考察させる問題もあるが、これはスラ
    イド内容から対応可能)がメインなので、オリジナルの英文が頭に入っていると解
    答は容易になるからである。
    ・科目試験の設問数は非常に多い。試験問題が回収される関係で正確さに欠けるが、
    各作品につき10 問程度の設問があったと記憶している。試験時間が 60 分なので、時
    間が足りない問題はなかったが、全問見直し等の余裕はなかった。上述の通り、オ 30
    リジナルの英文が頭に入っていれば直ぐに解答できる問題が多いので、そういった
    問題は短時間で正確に解答し、和訳や登場人物の心理を考察させる科目試験の現場
    で対応を求められる問題については時間を掛けるといった作戦で良いのではなかろ
    うか。
    以 上

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