慶應通信政治思想史

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    資料紹介

    慶應義塾大学通信教育課程 政治思想史の合格レポートです。このままの提出は、ご自身を守るためにも絶対にやめてください。このレポートを参考に、ご自身の文章に置き換えていくことをおすすめいたします。

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    自然コスモス

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    自然政治思想史慶應通信

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     政治思想史において、「自然」「コスモス」の観念は、法や権力の正当性にどのように寄与してきたのだろうか。本レポートでは、政治思想上の代表的な論者を取り上げて考察し、この問いに対する一定の回答を提示したい。これらの観念は、それ自体において多義的であり、全ての思想家に共通する定義を与えることは不可能である。そのため、それぞれの思想家においてこれらの概念を逐一規定していく。以下、本稿では代表的な論者として古代からプラトン、中世からトマス・アクィナス、そして近代からルソーを取り上げて考察していく。それぞれの思想が、そこでそれぞれ前提とされている自然/コスモス観から生じていることが明らかになるであろう。
     
    プラトン:まず、古代プラトンにおける政治思想を、そのコスモス論との関係から考察する。コスモスとは、「特定の人間集団が自らのアイデンティティを基礎づけ、共通のルールや目的を導き、更には人間、自然、真理、そして神といった大小の存在およびそれらの存在意義を宇宙論的に解釈し、位置づける際に前提となる意味体系の総称」である。単純化して言うと、「無秩序・混乱・混沌と対象をなす事物の秩序の観念」であると言...

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