資料紹介

2024年7月提出で合格した英語文学論１ 最終試験の解答です。
ご参考になれば幸いです。

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最終試験課題
ロマン主義時代とヴィクトリア朝期のイギリス文学について述べなさい（日本語3,200字程度）

試験解答
　新古典主義時代の反動として生まれた、感情豊かな表現を重視するロマン主義の時代はWilliam WordsworthとSamuel Taylor Coleridgeが『Lyrical Ballads』を発表した1798年から始まったとするのが通説である。ロマン主義は当時のイギリス文学に大きな影響を与えており、数々の作家が、自然に目を向け、情熱や想像力を尊び、規則にとらわれない作品を生み出した。
　英国ロマン派の代表であったWilliam Wordsworthは、自然への愛を詩に表現し、想像力を重視した思想を持っていた。この思想形成には、一時彼を襲った思想的危機の克服に助力したSamuel Taylor Coleridgeの影響が大きい。2人が共有していた想像力論を共通の武器として新しい作詞活動を展開し、前述の『Lyrical Ballads』を制作した。制作時は、Wordsworthは日常的な題材から、Coleridgeは日常の神秘的でロマンチックな題材を選択するという...

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