家族法「実親子関係の成立―嫡出推定制度」

閲覧数3,176
ダウンロード数12
履歴確認

    • ページ数 : 5ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    家族法
    8.実親子関係の成立-嫡出推定制度
    8-1.親子関係の伝統的分類法とその問題点-血縁上の親子と法律上の親子と
    養子
    ・伝統的分類法による親子関係
    ⇒実親子関係:自然の血縁に基づいて成立
    →嫡出子:婚姻中の男女間に生まれた子
    →非嫡出子:婚姻外の男女間に生まれた子
    ⇒養親子関係:養育の意思に基づいて成立
    ・伝統的分類法の問題点
    たいていの場合は一致するが、法律上の親子と血縁上の親子が必ずしも一致す
    るとは限らない。
    8-2.嫡出推定
    8-2-1.父性推定と嫡出推定
    ・嫡出推定・・・妻が婚姻中に懐胎した子は、夫の子と推定する(772条)
    →この父性推定と嫡出性付与の 2 つを同時に行う。
    →父は、嫡出推定を否認できる(774条)
    8-2-2.懐胎時期の推定
    772条2項)懐胎時期の推定をする規定に過ぎない。
    8-2-3.婚姻前懐胎・婚姻後出生子の取り扱いー「推定を受けない嫡出子」
    8-2-3-1.立法者の見解
    妻が婚姻前に懐胎して婚姻後に出生した子は、懐胎時期の推定が働かない。
    →このような子は非嫡出子である。
    →父の認知によって初めて法律...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。