【2023】明星 PD2050国文学2単位目合格レポート

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明星大学【国文学】2単位目の合格レポートです。 優評価を得たものです。
内容は参考までにお願いします。

以下対象年度・課題
2012年度~(PD2050)

【課題】
学習要点事項4、5、6、8、9、10、11、12の中から一作品を選んで、現代語訳し、その感想を述べて下さい。その際、当該作品の全体像や文学史的背景を簡潔に説明すること。
■科目の学習要点事項

 4.『土佐日記』(門出)を読み解く。
 5.『徒然草』(花は盛りに)を読み解く。
 6.『方丈記』(ゆく河の流れ)を読み解く。
 8.『万葉集』を読み解く。
 9.『古今和歌集』を読み解く。
 10.『新古今和歌集』を読み解く。
 11.『奥の細道』(序)を読み解く。
 12.『奥の細道』(平泉)を読み解く。

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【課題】
学習要点事項4、5、6、8、9、10、11、12の中から一作品を選んで、現代語訳し、その感想を述べて下さい。
その際、当該作品の全体像や文学史的背景を簡潔に説明すること。

今回は『徒然草』(花は盛りに)を読み解くこととする。以下、現代語訳である。

花は満開のときばかり、月は曇りがない時ばかり見るものか、いやそうではない。雨に向かって月を恋しく思い、簾の垂れた中に引きこもって春が過ぎゆくのを知らないのも、やはりしみじみとして趣深い。咲きそうな梢や、散りしおれている庭などこそ、見所が多い。歌の詞書にも、「花見に参ったが、すでに散ってしまっていたので。」とも「さしつかえることがあり、参りませんで。」などとも書いてあるのは、「花を見て。」と言っているのに劣っているのか、いやない。花が散り、月が傾くのを恋い慕うならわしはもっともなことであるが、とくに教養がなく無風流な人が、「この枝も、あの枝も散っているから今は見所がない。」などと言うようだ。
あらゆることも、最初と最後こそが趣深いものだ。男女の恋情も、ただ会うことだけを言うものだろうか、いやそうではない。会うことなく終わったつらさ...

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