日本経済論 課題1
日本の財政の現状・問題点と財政の持続可能性について述べなさい。
〈ポイント〉
日本の粗債務残高の GDP 比は,先進国の中で最も高い水準にある。政府は国と
地方の基礎的財政収支を黒字化させ,債務残高の名目 GDP 比を低下させようとし
ている。だが,基礎的財政収支が黒字化しても,利子率が名目経済成長率を上回れ
ば債務残高の名目 GDP 比は上昇することになる。課題では、日本の財政の現状が
どうなのか,問題点は何か,財政を持続可能性なものにしていくにはどうしたらよ
いかをまとめる。
〈キーワード〉
社会保障支出の増大,財政再建,基礎的財政収支(プライマリーバランス),財
政の持続可能性 (記述にあたってキーワードを含めたものにすること)
〈参考文献〉
『入門・日本経済(第 6 版)』浅子和美・飯塚信夫・篠原総一編(有斐閣 2020 年)
丸写しは避け、あくまで参考としてご利用ください。また、添削教員によって基準が変わるため、合格を保証することが出来ない旨をご理解ください。
日本経済論
課題1 日本の財政の現状・問題点と財政の持続可能性について述べなさい。
〈ポイント〉
日本の粗債務残高のGDP比は,先進国の中で最も高い水準にある。政府は国と地方の基礎的財政収支を黒字化させ,債務残高の名目GDP比を低下させようとしている。だが,基礎的財政収支が黒字化しても,利子率が名目経済成長率を上回れば債務残高の名目GDP比は上昇することになる。課題では、日本の財政の現状がどうなのか,問題点は何か,財政を持続可能性なものにしていくにはどうしたらよいかをまとめる。
〈キーワード〉
社会保障支出の増大,財政再建,基礎的財政収支(プライマリーバランス),財政の持続可能性(記述にあたってキーワードを含めたものにすること)
〈参考文献〉
『入門・日本経済(第6版)』浅子和美・飯塚信夫・篠原総一編(有斐閣2020年)
【本文】
日本の財政は、1980年代後半から90年代初頭のバブル期には大幅に税収が増加し、黒字となっていたが、バブルが崩壊した後は、景気が低迷し税収が低迷したことや、減税や公共投資が積極的に行われたことから財政収支は赤字の一途を辿...