通信制大学のレポートです。
最高評価「優」
あくまでもご参考に。
社会福祉技術総論 1単位め
(課題)
ソーシャルワークの形成過程についてまとめ、ソーシャルワークの現代的意義とその概念を説明してください。
(解答)
ソーシャルワークの前史として、社会福祉の起源は1601年にイギリスで制定されたエリザベス救貧法であるとされている。ソーシャルワークが組織的に展開される以前に、封建社会における「ムラ」での飢餓などによる「生活困窮者」へ対し、地縁的・血縁的な相互扶助が行われていた。この時代のヨーロッパではキリスト教が慈善活動の源流となる活動が始めた。そんな中、資本主義経済体制の浸透に封建社会の解体化が進み、資本主義の成立の舞台となったイギリスでは、囲い込み運動が起き、多くの民衆は困窮し、中性的な慈善による救済では対応しれなくなった。そこで、国家が対応を迫られ制定されたのがエリザベス救貧法である。ただし、貧困を社会の問題として捉えていたのではなく、あくまでも従来からの個人の責任として捉えていた。したがって、政府による救貧対策は社会防衛策と考えられる。
1800年に入り、イギリスは世界に先がけて産業革命を経験する。産業革命は人々の生活に直接影響を及ぼした。...