通信制大学の社会調査の基礎のレポートです。
最高評価「優」
あくまでもご参考に。
社会調査の基礎1単位め
(課題)
社会福祉における社会調査の今日的役割について、歴史的経緯を踏まえて説明しなさい。
(解答)
社会調査を歴史的な流れで概観すると、各時代において、社会の変化に対応するための手段として利用されてきたと捉えることができる。。
有名な社会調査としては、ブースの『ロンドン調査』、ラウントリーの『ヨーク調査』があげられる。これらは、貧困者など実態を明らかにすることで、貧困の改善に繋げることを目的とした社会踏査である。事実、社会課題としての貧困問題に取り組むきっかけとなり、貧困の責任が個人ではなく社会にあるという貧困の概念を創出し、社会保障制度の発展に大きく貢献した。
日本においても、1899年、横山源之助の『日本之下層社会』や1920年に始まった国勢調査などが行われはじめるが、飛躍的に発展したのは第二次世界大戦後である。1980年の社会階級によって貧困をとらえた江口英一の社会調査や、生計費やエンゲル係数に着目して貧困をとらえた篭山京の社会調査にみられるよう、社会生活と深く関わっていくこととなる。
そして今日、社会調査として代表されあるものには、社会踏査、...